冬まつりの頃 (駅弁ふたり旅)

twilight

2013年03月08日 12:05

列車に乗りたい・・・漠然と思っていた


駅弁でも食べながら ぶらり一人旅

知らない町で宿をとり

夜は、酔客に混じりつつ しばれる街を徘徊・・・


そんな計画を一人静かに練っていた日のこと

ヨメ 「twilight!有給とったでしょ」

ヨメ 「ねえ 何するの?」 

ヨメ 「ねえ どっか行くの?」

ヨメ 「ねえ ねえ ねえ・・・・もう あ・た・し・も行くー!」








鈍行列車に揺られて 

駅弁ふたり旅に行ってきましたぁー











旅立ちは 幕別駅から

6時5分池田発~滝川行き 普通列車

まだ車内は がら空きだった



































帯広駅では 19分の待ち時間

 朝飯に駅弁を買う

にぎりっこあっため式の豚丼

ヨメと半分づつ食べる

タレのしみ込んだご飯に薄い豚肉と海苔を巻いたおにぎり

色は濃さにびびるが 見た目ほどは しょっぱくなかった

あっため式の豚丼は ヒモを引くとシューっと湯気が出る

見た目にも楽しく 7分後蓋を取ると

ほかほかの豚丼が登場する

し・・しかしながら

帯広の豚丼の真打ともいえる豚肉が 信じられないほどペラペラに薄い

もし仮に帯広市内で豚丼を食べたとして

これ程うすっぺらい豚肉に出会う事は まずないだろう

弁当自体は タレの味で美味しく食べられるのだが

この肉の薄さは・・・う~ん

たとえるなら カップめんの焼き豚を思い出すような厚さかな

地元民として恥ずかしく思う












持参した文庫本を読んだり 

うつらうつらとしている間に終点 滝川へ 

194.3キロ 4時間53分の列車旅である

ここで旭川行きへ乗り換え

待ち時間は40分

駅構内でもぶらぶらするつもいたが

初めてきた滝川駅は 

想像していたより ぐっ~とこじんまりしている

根室本線の基点駅のはずなんだけどなあ・・・

待合室に行くと

数人の男達が 立ち食いで 暖かい蕎麦をすすっているのが見えた

帯広では もう見られない風景

懐かしく そしてとても美味そうだ

一杯たぐろうかっと思うが

立ち食いなら 明日の乗り換え駅で食べる予定だ

心静かに改札を待つ

























































滝川~旭川 53.3キロ わずかに40分

途中の深川駅では ウロコダンゴなる不思議なネーミングの

歴史ある菓子を売っているらしいが

時間的に買うことはできず実に残念


旭川は 冬まつりの真っ最中であった

氷像を眺めつつ 旭川ラーメンの名店蜂屋まで歩く

二人共 醤油ラーメンを注文 

寒風に冷えた体にじんわり旨い

余談だが 旭川の氷像はレベルが高いど






































































































駅弁三つとつまみ買う 

15時5分発 「特別快速きたみ」に乗車 北見へ

貝柱にワンカップ ある意味 列車旅の定番?

酒を飲みつつ 旭川駅で買った

海鮮てんこめしをあける

濃い目の味付けが ご飯なのに酒にあう

こりゃー美味い 

定番の駅弁らしが 旭川駅の駅弁は美味いは 本当らしい



列車は 遠軽駅でスイッチバック 進行方向が逆に

詳しくはないが 珍しいと思う


18時24分 北見到着 184.7キロ 3時間19分

今日はここまで 今晩は 東横インに宿泊

仕事でもあるまいに まさか二週も続けて北見に泊まるとは思わなかった
(ちょうど流氷見学の翌週になる)

ホテルの部屋で 駅弁をあけ晩御飯にする

ヨメは 蝦夷海鮮寿司(酢飯の上には カニとウニ、中央のイクラ泣かせてくれる)

ぼくは 煮ツブ、サーモン、数の子にカニまでのっかった

北海玉手箱で一杯やる

やはり濃い目の味で 酒がすすむ

無性に生ビール飲みたくなり 一人ふらふらと夜の街へ

いい匂いが漂っている 焼き鳥屋さん入る

とりあえず なにはともあれ 生ビールを頂く

速攻ジョッキを二杯やっつけ

豚串と鳥串を一本づつつまむと

残りを包んでもらい ホテルにとって帰す

部屋に戻ると「もう 帰ってきたのー」っと笑うヨメ

焼き鳥を肴にチューハイとビールで乾杯 

二人だけの酒宴が始まるが 長くは続かず 

いつのまにか横になり眠ってしまった




                                      つづく

 

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