金のアメマス釣れる川原で　銀の虹鱒釣る湖畔で

ヨメが　「中華料理食べた～い」言うので

国道沿いに　新しく出来た

小さなお店に行ってきました

一品料理があるという訳でもなく・・・

ラーメン店とさほど変わらぬメニューに

一瞬　ガクッっと力が抜けるが・・・

ほう　十勝じゃ　珍しいワンタンメンがあるじゃないですくゎ！って事で

ヨメは　ワンタンメンを　僕は天津メンを注文する


天津メンを頼むのは　久し振りだ

なんせ　昨今の天津メンときたら　

肝心の天津メンのアタマ（蟹玉）が　

カニかまぼこ　だったり

紅しょうがの紅い色で　誤魔化されたりとアタリ、ハズレが多いからだ

そう　天津メンを頼むという事は　

普段ギャンブルをしない僕にとって

人生の大きな賭けなのである


程なくして　ヨメのワンタンメンが運ばれてくる

だが　僕の天津メンは　でてこない

待っていたが　でてこないので

のびちゃうよーっと先に食べ始めるヨメ

あっさり系で　美味しいけど　しょっぱいかなぁなどと

生意気な事を言いつつ食べすすむヨメ

しかし天津メンは　まだ来ない

いや　それどころか　後から来た客のところへ

ラーメンが　先に運ばれていくじゃーないですか

くーっ　蟹玉は蟹玉は　作るのが大変なんだよ　手がかかるんだよ

自分に言い聞かせる俺


果たして　ヨメがワンタンメンを食べ終わり

俺の怒りが頂点に達しようとしていた時

たっぷりと待たされて　満を持して　

でてきました

期待の天津メン

醤油味スープの上に塩味の餡がかかり

薄いベールのように蟹玉覆う

ああ・・・

心を落ち着かせ　スープを一口啜り

おもむろに　蟹玉を食べ始める俺



おお　

こ　これはー

この味うゎー



・・・・・・・・


海老玉だった



ああ・・・






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　では








追記

ヨメ誕生日のひとコマでした

「中華飯店　華苑」正確には　新規オープンではなく
住宅街からの移転オープンのようです

計3度訪問　ワンタンメン、天津麺の他に　
炒飯、五目麺、焼きソバ、ギョーザなども注文
見た目の豪華さは無いけれど　
あっさり系で　どれも美味しく頂く事が出来ました